ご来店頂くお客様が「このバーテンダーは何かが違う」と感じること

澁谷 暁典

Akinori Shibuya

<カクテル アワード 2018受賞>
1985年11月20日生。東京都出身。18歳で飲食店に勤務、その後バーテンダーに憧れを持つ。2009年 バーエルロンに入店。
[主な受賞歴] 2015 サントリー ザ・カクテル アワードでサウザ部門最優秀賞受賞。 2017 サントリー ザ・カクテル アワード ファイナル出場。2018 サントリー ザ・カクテル アワードでカクテル アワード 2018受賞。2019年 サントリーカクテルアンバサダーとして、シップスミス、六、白、奏3種、季、碧のオリジナルカクテルを作成。 イベントやセミナーなどでデモンストレーションを行う。

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Q1.
あなたが他のバーテンダーと違うと思う点は何ですか?それはカクテル アワード受賞にどう関係していますか?

自分で「他のバーテンダーとはここが違う」と感じるより、ご来店頂くお客様が「このバーテンダーは何かが違う」と感じることだと考えています。受賞と繋がっているかはわかりませんが、日々の勤務とカクテルコンペとの違いは作らないようにしています。常日頃から立ち振る舞いや所作などが日常になるように心掛けています。

日本人ならではの淡い味わいは海外の方には新鮮に感じられるのでは

Q2.
ジャパニーズバーテンディングを追求する上で大切にしていることは何ですか?それを未来に伝えていくために重要なことは何ですか?

それぞれのお客様に合ったカクテルを創ることです。当たり前のことですが、同じ名前のカクテルでも「国」「地域」「店」「人」と味わいも様々です。目の前のお客様が何を望んでいるのか、どんなコンディションなのかによって味わいを変えます。

海外のカクテルは味わいが濃い印象を持っているので、日本人ならではの淡い味わいは海外の方には新鮮に感じられるのではないかと考えております。

原点回帰でスタンダードカクテルのコンペがあったら面白い

Q3.
時代を超えて飲み継がれるカクテルの要件は何ですか?カクテルコンペティションは今後どうあるべきですか?

シンプルイズベストだと思います。普及性も考えると、どこにでもある材料、少ない種類でできるカクテルの方がどのバーでも作られやすいでしょう。

ただ、昔に比べ物流も発達し、材料も豊富になりました。調酒器具も種類が増えていて、より複雑なレシピのオリジナルカクテルが数多く創作されています。

個人的な意見ですが、原点回帰でスタンダードカクテルのコンペがあったら面白いかなと思います。

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